楽天銀行の“残念”な改定について この後どうする?

ポイ活スタート研究会・経済ジャーナリストの酒井富士子です。
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昨年末PayPayのポイント投資のサービスがちょっと改悪するという話をしましたが、楽天銀行も制度の改正について発表されていました。なんといっても、いろんな方が怒っているというか、がっかりしているのが、金利についてです。楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジという連携させるサービスをすることですが……。

金利が年0.1%になるというのがサービスとして目玉でしたが、こちらが41日から、300万円までに関しては0.1%の金利が適応されますが、300万円を超えた部分については0.04%になります。もともと普通預金金利と今0.002%ですので、0.04%としても20倍というか、定期預金ですと0.02ですので0.04は二倍ということになりますが、もともと0.1を全部つけてくれているのが破格だったので、仕方がない部分もあります。そのために「マネーブリッジもうやめるよ」という人は、かなり残念というところはあると思います。

 

そしてもう一つ、今年の4月から投資信託形成ポイントというものが進呈されていましたが、こちらも改悪になってしまっていて、ちょっと残念という人も多いかなあと思っています。今まで、月末の投資信託の残高に応じてポイントを付与しますよということで、毎月毎月いろんなハッピープログラムでのポイント付与は色々ありますが、その中でも投資信託の資産形成ポイントが大きかったと思います。

 具体的には、50万円以上200万円未満の人だと、月末の時点で20ポイント。200万円以上400万円未満だと80ポイント。400万以上600万円未満だと150ポイント。600万円以上800万円未満だと200ポイント。800万円以上1000万円未満だと300ポイント。1000万円以上2000万円未満だと400ポイント。で、2000万以上だと800ポイントってことで。こちらのポイントを1000万円以上持っている方も多くいらっしゃると思いますので、800ポイント毎月もらっていた方もいらっしゃると思うのですが、100万とか200万貯めている方も結構たくさんいらっしゃって、そういう方は20ポイントとか80ポイント毎月もらっていたと思います。

 ですが、そこの部分が月末時点での残高が初めて10万円到達した場合10ポイント、初めて30万円到達した場合30ポイントというように、初めて一定の金額に到達した場合だけ楽天ポイントがもらえることとなります。しかも、初めて2000万円に到達した時点で500ポイント、1000万円になっても500ポイント、1500万円になったときも500ポイント、2000万円だと500ポイントということで、毎月もらえていた時に比べると、初めて到達したときだけもらえるのは大分ポイントが下がってしまうという点で、かなり残念な感じになっています。ポイント狙いで楽天証券と楽天銀行のハッピープログラムを連携させている人は少ないかもしれませんが、残念だけどどうしようという感じはみなさんあるかもしれないですね。

 

ではどこがおトクになってくるのか?

 こうなってくると、auじぶん銀行は、auじぶん銀行とそれからauカブコム証券を連携させると金利が0.2になりますので、結構それはおトクかなというところはあります。これは、au PAYの口座連携で0.05au PAYカードの口座からの引き落としで0.05。カブコム証券のマネーコネクトで0.0099で、合計して0.2ってなってますけれど、こうやって連携することで、金利が上がっていくというサービスがありますよね。

 イオン銀行も、イオンカードセレクトというカードと連携すると0.1になりますので、私もイオンカードの0.1は使っていますが、金利の部分にこだわる人は、この時点で銀行を変えるという選択肢もあるかなあと思います。ですが、投資信託でお金を積み立てで貯めるというのは、「ポイント狙い」というよりは「資産形成」の意味合いが強いかと思いますので、楽天銀行の商品も全部どこかに移すというのも違うのかなと思います。ですので、その辺り残念ではありますが地味に運用を続けるといいかなと思います。

 楽天市場では19日から、今年初のお買い物マラソン始まりますので、買い物がある方は9日以降にするとおトクになると思います。


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本記事は 2022年1月6日 に配信したものを読みやすく一部編集したものです。